ぬばたまの夜に

いつもの制作日記です。
音楽仲間の人達へ参考になれば?って書き方もしていますが、リスナーの方は機材の話とかは読み飛ばして頂くと読みやすいかも?

僕は夏曲には自分の趣味のサーフィンや星見をテーマにした曲を書くことが多いのですけど、この曲は街で感じる夏を曲にしてみました。
暑い暑い狂ったような真夏の夜を歌った曲です。
情景やら何やら織り交ぜて歌っていますが、それぞれが思い浮かべた真夏を聞いて下されば良いなと思っています

基本的な作りはロックなのですが、それなりに現代的な作りにもしています。
間奏あたりはベースでポリリズムを意識した演奏をしていますが、これ見よがしにならないよう、さらっと音楽的に仕上げようとは思っていました。

歌詞
それは街もうなされた夜で
Unpleasant winds whisper and roam
(不快な風がうめきながら這いずり回る)
そして僕を探し出す
It’s flowed into my blood and hidden
(それは僕の血に溶けて隠れた)
耐えきれぬ情動
新月が嗤う街に  神気邪気入り乱れて
踊れ 踊り狂えよ真夏 狂った果実が実るまで 

Ding dong dong da ding dong
鐘の音が聞こえる
聖女の籠もる 最後の砦
むせかえる果実の匂い
Call the wind the west wind
(風を呼べ 西風を)
陰気を払え 封じ込めた願いを救え
新月が揺れた
歌え 世界に触れて広がれ 西風宿して

羽音もさせず それは降りてくる
おびただしいほどに群れて この街を埋め尽くしてゆく
the practices of the old gods(古き神々の習わし)
畏れの姿 季節の中で生きてるモノが 今ここを通る
踊れ踊り子 称えよ真夏
踊れ魂  蛍となりて吾を導け
コーラス:ぬばたまの夜に 魂蛍となりて吾を導け

楽器とかMIXの話。

ドラム
最初はフルに生ドラだったのですが、途中でアレンジを弄りたくなって、頭のフィル以外はBFD3に差し替えました。
VSTIは何かと便利なのですが、マイク録りのパートと馴染ませるのに苦労した気がします。
今回は他のマイク録りパートと同じプリアンプやチャンネルストリップ、その他のハードを通過させてMIXする事で音が浮かないようにやってみました。

ギター
クリーントーンはメイプルネックのストラト+Mesa Mark5 +オリジナル制作のオープンバックキャビネットです。
歪みバックとソロは、ローズ指板のストラト+ENGL E530(プリ部)をSoldano SERIES II(パワーアンプ)に突っ込んで、ORANGEのクローズバックキャビネット(スピーカーはEMINENCEに換装)で鳴らしています。
ゲージはクリーンが GHSの10 歪みがGHSの09です。
EGのマイクはソロはSM57、それ以外は全てI5と今回はシンプルです。
時々入ってくるガットギターは K-Yairi CE-3(マイクはBlue/Blueberry)

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ペダル
クリーンはJ. ROCKETTのコンプ。
ソロはMXRのフェイザーを掛け録り。
ちなみに僕はフェイザーはアンプのセンドやMIXよりアンプの手前で掛けてアンプ回路を通す派です。
今回も歪みペダルとかは使わずアンプで音を作っています。

ベース
予定ではStingrayで弾くつもりだったのですが、録りの前日にセッションでジャズベの弦を張り替えたばかりだったので、そのままジャズベで録りました 笑
ちなみにStingrayはヴァンヘイレンのアンソニーぽい感じで弾こうかなってつもりでした。

鍵盤
最初は使う気が無くて、この曲はギターとコーラスのみで仕上げるつもりだったのですが、D・B録れたオケを聞きながら何気にKorgのシンセを弾いてみたらしっくり来たので、それっぽい音を作ってシンセとガットギターを入れるアレンジに切り替えました。

歌詞に新月って言葉を使っているので、リリースも16日の新月に合わせようかと思ったのですが、今年もペルセウス座流星群に合わせました^^
聴いて下さって読んで下さって本当にありがとうございます。

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